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分身ロボットで病室からでもスポーツを体験 オンラインでスポーツ大会を開催 オリィ研究所、米国の医薬品大手バイオジェンら

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バイオジェン・ジャパン株式会社、株式会社オリィ研究所、一般社団法人オンラインボッチャ協会は、自宅や病室などの遠隔地から、リモートで参加することができるスポーツ大会「2025 バイオジェンカップ リモートスポーツ大会」を開催することを発表した。
この大会は、外出が難しい人でも自宅から気軽に参加できるオンライン形式で開催される。さまざまな障がいのある人でも、スポーツの楽しさを感じてもらうことを目的としており、5月末から開催される練習会、7月の予選を経て、2025年8月24日(日)には東京都中央区のCACボッチャコートにて決勝戦が行われる予定だ。
昨年の2種目「OriHimeサッカー」「オンラインボッチャ」に加え、新たな種目として「OriHime-T配膳」も登場。日本橋の「分身ロボットカフェ DAWN ver.β(ドーンバージョンベータ)」で使用される自走型ロボットOriHime-Tでの配膳体験をスポーツ化した競技で「お仕事をすることの楽しさ」も触れられるという。

<大会概要>
■参加者向け練習会:下記日程で実施予定
第1回 5月29日(木) 18:00~19:30 オンラインボッチャ
第2回 6月5日(木) 18:00~19:30 OriHimeサッカー
第3回 6月19日(木) 18:00~19:30 OriHime-T配膳
■予選会:予選リーグ 参加12チームを予定
※申し込み多数の場合は抽選
第1回 7月3日(木) 18:00~19:30 オンラインボッチャ
第2回 7月24日(木) 18:00~19:30 OriHimeサッカー
第3回 7月31日(木) 18:00~19:30 OriHime-T配膳
■決勝戦:各種目2チームの予選通過者での大会を予定
2025年8月24日(日) 11:00~17:00
■主催    :バイオジェン・ジャパン株式会社
■協力    :株式会社オリィ研究所、
        一般社団法人オンラインボッチャ協会、
        株式会社CAC Holdings
■参加対象  :
(1) 29歳以下でありスポーツをする上で困難がある人
(2) 自身でもしくは介助者同伴の元、デバイスの操作が可能な方
(3) 第1回~第3回の練習会に1度でも参加をされた方
■大会公式HP :
https://event5958.wixsite.com/biogen-cup2025
■「練習会」参加応募フォーム
https://forms.gle/Z2B22AeHF8b23MKV9
■お問い合わせ先:
orihime-sports@orylab.com
「バイオジェンカップ リモートスポーツ大会」運営事務局(株式会社オリィ研究所内)

競技説明

(1) OriHime Cartを使用した「OriHimeサッカー」
使用機材:「OriHime Cart」OriHimeをモーターで動くカートの上に載せ、移動可能にしたもの
OriHime Cartで体当たりをしながら場内にあるサッカーボールを押し進め、相手方のゴールコートにサッカーボールを入れた回数で、勝敗を決める。


(2) OriHime-T(オリヒメ ティー)を使用した「OriHime-T配膳競技」
使用機材:「OriHime-T」OriHime Cartよりも高さがあり、人との目線がより近くなった機体
東京・日本橋にある「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」で実使用されているOriHime-Tを使用し、現場で行われている「配膳」を競技化したもの。


(3) オンラインボッチャ
使用機材:「オンラインボッチャマシン」従来のボッチャで用いられるランプと呼ばれる滑り台様の道具に遠隔操縦装置が付随されたもの
競技会場に設置されたボッチャマシンをインターネットを介して操作し、ボッチャ競技を行うもの。
ボッチャ競技は赤、青チームに分かれ、自軍の色の球を交互に転がし、目標球に近い球の数を競うゲームだが、体力面がゲームに影響しづらく、車いすやランプ(滑り台)を使用できることから、障害の有無にかかわらずプレーできることが特徴だ。
オンラインボッチャでは、ボッチャマシンと会場に設置された3つの俯瞰カメラをZoom越しに見ることで、コート上の盤面を把握し、オンラインボッチャマシンに交代でログインをしながら、ボールのスピードや当たる角度を調整してプレイする。
オンラインボッチャマシンは、パソコンやタブレットでのクリックやタップ、肢体不自由であっても操作のしやすいコントローラーなどを通してオンラインで操作可能。
ボッチャに比べてもさらに参加ハードルが低くなったと言えるだろう。

通信技術とロボット技術を使用することでハンディキャップを感じにくいスポーツ競技。
まだまだ模索は必要だが、この分野は今後の社会において必要となることはほぼ確実だろう。
神経系疾患向けの薬剤メーカーとロボティクスメーカーのコラボによるこの大会、社会的な意義だけでなく両社の交わりから様々な面において新しい未来が開けることを期待したい。

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