
発音イントネーションが「鍵」になる!?
アドバンスト・メディアが開発者向けボイステックプラットフォーム「AmiVoice Cloud Platform」で提供している、AI音声認識「AmiVoice」を活用した音声認識開発キット「AmiVoice SDK」が、WEST inxによる、大阪弁のイントネーションの正確さを音声認識で判定し自動ドアを開錠するシステム「key voice~開けゴマの世界~」に採用された。
「key voice~開けゴマの世界~」は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn」の展示・出展ゾーンにあるWEST inxのブース内にて、2025年5月27日~6月2日の期間限定で展示される。
大阪弁の正しいイントネーションで扉が開く
国内でも有数の老舗錠前メーカーであるWEST inxでは、音の高さや大きさを可視化した音の波形が、鍵を横から見た形に似ていることに着目。この発想を元に、音声を鍵に見立て大阪弁の正しいイントネーションの発話で、自動ドアが開くシステム「key voice~開けゴマの世界~」を開発。今回、「AmiVoice SDK」の豊富な導入実績や、イントネーションやアクセントの違いに強く、大阪弁などの方言に対しても高い認識精度を維持できる点が評価され、「key voice~開けゴマの世界~」への採用が決定した。
「key voice~開けゴマの世界~」は、来場者が発話した大阪弁のイントネーションを音声認識で判定し、設定された評価基準を満たした正しいイントネーションで発話すると、自動ドアが開く仕組み。最初に、「易しい」「普通」「難しい」の3つの中から、チャレンジする大阪弁の難易度を選択。どの大阪弁にチャレンジするかは、25種類のフレーズの中からランダムに決定されます。挑戦する大阪弁が決定すると、お手本となる音声が再生。来場者が、お手本を参考にしながら「なんでやねん」など指定された大阪弁を発話すると、AI音声認識AmiVoiceがその発話のイントネーションの正確さを判定する。
評価は、「完璧やん!」「ええ感じ!」「まあええんちゃう!」「あかんわ…」の4段階で行われ、判定結果は正面に設置されたディスプレイに表示される。一定の基準をクリアすると開錠の信号が送られ、自動ドアを開けることができ。ゲーム感覚で音声認識技術に触れながら、県外や海外からの来訪者は大阪の文化を体験することができる展示となっている。
また「key voice~開けゴマの世界~」は、大阪・関西万博での展示期間終了後も、WEST inxの大阪ショールームに展示されることになっており、さらに、今回の取り組みを契機に、アドバンスト・メディアとWEST inxは、音声認識技術を活用した新たな体験価値の創出に向けた連携を深めていく予定とのことだ。
展示概要
日程 | 2025年5月27日~6月2日の7日間、期間限定で展示 |
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場所 | 「大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn」の展示・出展ゾーン |
内容 | 大阪弁のイントネーションの正確さを音声認識で判定し、評価基準をクリアすると自動ドアが開くシステム「key voice~開けゴマの世界~」を上記期間展示。展示期間終了後は、WEST inxの大阪ショールーム(場所:大阪市中央区今橋4-3-22)にて展示される |
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